海外インテリア雑誌を良く読まれる人には、もう常識かもしれませんが「ファブリックパネル」って本当に人気がありますよね。
ファブリックパネルとは、その名の通りパネルにきれいな布地を貼って、部屋の壁に飾るインテリアのことです。
もともとは北欧で生まれたインテリア小物らしく、雪が多い国々では冬の間でも家の中でくらいは、限られた空間を楽しくおしゃれに暮らしたいということだったみたいですね。
絵画などと違って、お手頃価格で好きな絵柄のものが手に入ることも人気の秘密のようです。
今回はそんなファブリックパネルを、100均のセリアアイテムだけを使って真似っこしてみることにしました。
飾るファブリックも、もちろんセリアの商品だけです。
チープに北欧インテリアを作れるファブリックパネル、ぜひ作り方をご覧ください!
まずはセリアで材料を揃えよう
まずやってきたのは、都内にあるセリアの大型店舗です。
大型店では探しているものが見つかりやすいので、探し物があるときはまず大型店に行くのがいいですよ
はじめに、DIYコーナーを見ることにしました。
セリアのDIYコーナーには、木の板や角材などの素材も豊富にあり、DIYをお安くあげたいときには見逃せないですよね。
わたしは、手ごろなサイズの木の板をカゴに入れました。これをファブリックパネルの土台に使おうと思います。
木材コーナーの横にあったのが、ウッドボードやブロックなどの素材です。
これらも、DIYやインテリア作りには欠かせないですよね。
ファブリックパネルに張る布地を探すのは、手ぬぐいのコーナーです。
手ぬぐいは今流行っているので、かわいい色柄ものがたくさん並べられてありました。
お好きな柄のものを自由に選んでください。
手ぬぐいコーナーの次に見てみたのが、ランチョンマットが売られているコーナーです。
手ぬぐいよりもサイズが小さめにはなってしまうのですが、かわいすぎないシックな柄のものも欲しかったので、こちらもチェックします。
ランチョンマットは厚手なので、手芸材料にもおすすめですよ。
ファブリックパネルを作っていこう
わたしが購入したのは、木の板(45cm×15cm)と、MDFという堅い素材のウッドボード(30cm×20cm)の二種類です。
あえて、サイズの異なるものを選んでいます。
これらを土台にし、ファブリックパネルを二枚作ります。
パネルに張るファブリックに選んだのはこちらの布地です。
ピンポンマム柄の手ぬぐい(90cm×33cm)と、グリーン系の大花柄のランチョンマット(38cm×29cm)の二枚を買いました。
どちらも大好きな花柄なので、ファブリックパネルにして並べたときにどういう感じになるのかが予想がつかず、とても楽しみです。
まずは布地を広げ、柄の位置を確認します。
布地類よりもボード類のほうがだいぶ小さいので、ボードを置く位置によってファブリックパネルの印象が変わってくるからです。
出したい柄がどこにあるか、二枚のファブリックパネルが並んだ時のバランスなども計算して、柄の位置を頭の中で考えておきます。
最初に布地類にアイロンをかけて、ついていた折りじわを伸ばしておきましょう。
スチームアイロンで、布地の裏から当ててください。
ひとつひとつの工程をしっかりとしておかないと、いかにも100均な安っぽいDIY作品になってしまいかねないですものね。
いよいよ、裏返しに置いた布地の上に木の板を乗せます。
柄はちゃんと計算して置きましたか?
手ぬぐいは横90cmもあり、だいぶ余りますのでいらない部分は裁ちばさみでカットしておきましょう。
皆さん、ファブリックパネルの裏側をどう処理するのか気になっていらっしゃったかと思います。
実は、わたしは画びょうを使いました!
タッカーがあればそれでいいのかもしれませんが、わたしは持っていないので考えたあげく、一番簡単そうな方法を使ってみたのです。
画像の画びょうは文具店で購入したものですが、もし持っていなければセリアでも売っていますよ。
木の板を包み込むように布地を折り返し、そこを画びょうで留めます。
画びょうを押し込むのは、思っていたよりも力も必要ありませんでした。
意外とすんなりと画びょうで布地を留めることができたので、嬉しく思いました。
木の板の上部の布地も包み込むように折り返し、画びょうで留めつけます。
先ほど刺した画びょうの上から、間違えてもう一個刺したりしないように注意をしてくださいね。
布地はピンと張るように気をつけましょう。
左右からも木の板を包み込んで、角のところはこのように折って留めます。
裏側がちょっとくらい雑になってしまっても、表から見たときにきれいに見えればOKです!
布地を貼って、表に返すとこうなっていました!
計算通りに、華やかなポンポンマムの柄が出ています。
見ようによっては花火のようにも見え、北欧風の印象もありますし、期待以上の出来栄えでした。
ランチョンマットでも作っていこう
次に、ランチョンマットとMDFボードでのファブリックパネルを作っていきます。
ランチョンマットに、柄の出方を考えてMDFボードを置きます。
ちょっと布地の位置が偏ってしまいますが、今回は布地はそんなに余らないので、カットはせずにそのまま進めます。
先ほどと同じ要領で作っていきます。
MDFボードはたいへん堅い素材なので、画びょうが刺さるかどうかがかなり心配でしたが、力をこめれば大丈夫でした!
刺さらなければ、布テープで留めようかなどと思っていたので安心しました。
角をきれいに折って処理します。
ランチョンマットも厚みがある布地なので、幾重にも折り重ねた上からMDFボードに画びょうを刺すのには、ちょっと力が必要でした。
表にひっくり返すと、こんな感じに仕上がっていました!
大きなお花がポイントになっていて、100均アイテムのみながら、なかなかおしゃれなファブリックパネルができたのではないでしょうか?
ファブリックパネルを壁に取り付けよう
壁に取り付けるために使ったのはこちら、セリアの「三角吊金具 6P」です。
これをファブリックパネルの上部につけて、くぎなどで壁に吊り下げられるようにします。
これには、小さな木ネジもセットされているので便利です。
細めのプラスドライバーを使ってくださいね。
ファブリックパネルを裏返しに置き、上辺の真ん中にこの吊り金具を取り付けましょう。
木ネジも、女性の力でじゅうぶん回せますよ。
手ぬぐいで作ったファブリックパネルのほうにも、吊り金具を取り付けます。
階段を上がるところの、さみしげだった白い壁に、できあがったファブリックパネルを飾りつけたところです。
くぎを壁に打とうかと思っていたのですが、ファブリックパネルが軽かったので、画びょうそれぞれ一個ずつでじゅうぶん吊り下げることができました。
かなり、北欧っぽいインテリアに近づけたのではないでしょうか?
画びょうと吊り金具を計算に入れても、材料費は二枚作ってたったの600円なのも嬉しいですよね。
もっとアレンジをするならば、もう少し小さめのサイズのボードで4~5枚作ってランダムに並べたりもおしゃれだと思います。
マリメッコやリバティの布地がもしも余っているならば、それらを使って作ればさらに本格的な北欧インテリアになりますね。
柄もののスカーフでも作ることができそうです。
作りはじめてから飾り付けるまで、わずか30分ほどのお手軽DIYですので、試してみない手はありませんよ!