最近は、室内で猫をペットとして飼っている人がとても増えてきました。
ペット可のマンションもたくさんあるようですし、飼っている人たちにとって、猫は家族も同然です。
かくいうわたしも昔から猫が大好きで、保護猫の兄妹をボランティア団体から引き取って育てています。
丸まって眠っている姿がとても愛らしく、本当に癒してくれる大切な存在です。
そんな愛猫たちもこの頃、冬になってかなり寒そうにしていることが増えました。
いつもよりも二匹くっついていることが多くなって、それはそれでかわいらしいのですが、猫はとっても寒がりなので、寒そうにしているままではかわいそうに思いました。
そこで猫たちのために、あたたかい猫ベッドを準備してあげようとペットショップや通販サイトをかなり見て回ったのですが、なかなか気に入るような色や柄のものがありません。
猫のためのものですから、なんでも構わないという意見もあるかと思いますが、猫グッズもインテリアの一部として考えているわたしには、あまり納得がいく商品が見つかりませんでした。
そんなこともあり、クッションのリメイクで手作りできるDIY猫ベッドを作成することに考えが行きついたのです。
そうだと言っても、せっかくDIYまでするのに経費が高くなりすぎては、ちょっと考えものですよね。
わたしは、定番の100均ショップ「ダイソー」で素材を調達することに決めました。
DIYに必要な材料
ダイソーにあるのは100円商品だけではありませんが、それでもリーズナブルにDIY素材を入手することができる便利なショップですので、調達するときには重宝しています。
わたしは、東京都内にあるダイソーの大型店舗に足を運んでみました。
こちらが、そのショップの一角にあるクッション売り場のコーナーです。
色も柄もとても豊富に揃っていて、自分好みの猫ベッドが作れそうでテンションが上がります。
先ほども言ったように100円商品ばかりとは限らなかったのですが、ここでかなりかわいいクッションや座布団を買うことができるかと思います。
わたしが購入を決めたのはこちら、ベビーピンクのワッフルっぽい毛足の短めな座布団、200円(税抜き)のものを4枚。
中央に置いた深みのあるブルーの丸いクッションは、「モチモチクッション」と言って、とても触り心地のいいベロア素材のような上質なものです。
こちらのお値段は、ちょっと奮発して600円(税抜き)でした。
クッションを使った簡単DIY
それではいよいよ、100均クッションリメイクの猫ベッドの作り方をご紹介していきたいと思います。
まずはベビーピンクの座布団のほうについている同色のひもを、はさみを使って切り取ってしまいます。
このとき素材タグも邪魔になるようでしたら、ついでに切り取ってください。
次に座布団を二つ折りにして、手縫い針と手縫い糸を使ってザクザクと縫っていきます。
縫い目は多少雑で粗くなっても、最後には隠れて見えなくなってしまう部分ですので、あまり気にせずに進めてしまって大丈夫です。
ちなみにこの手縫い針も、以前ダイソーで購入していた針セットの中に入っていたものですので、本当にダイソーの商品だけを使ったDIYになりますね。
座布団を二つ折りにして縫いつけると、このようなフカフカの枕みたいな形になります。
同じものを、4つ作りましょう。
ベビーピンクの色合いや短いファー具合が、とってもかわいらしいです。
もちもちクッションに縫い付けていく
それでは、猫ベッドの底部分になる円形のモチモチクッションを準備しましょう。
そこに、二つ折りにしたベビーピンクの座布団をひとつひとつ縫いつけていきます。
不器用で縫い物に自信がないという人の場合、底になるクッションも四角形のものにすると、ずいぶんやりやすくなるかと思います。
これが、ふたつ目の座布団を縫い付け終えたところになります。
ここではたと気が付いてしまったのですが、ベビーピンクの座布団4枚の一片の合計よりも、ブルーの丸いクッションの円周の長さのほうが少し短そうだったため、急遽座布団のほうに少しずつギャザーを入れながら縫いつけることにしました。
写真でも、ベビーピンクの座布団のほうに少しギャザーが入っているように見えるかと思います。
座布団を4枚とも縫いつけ終わった写真がこちらです。
大きく広がった花びらのような形になりました。
それでは、猫ベッドの形状に縫いあげていきましょう。
座布団のほうを手で立ち上げて、隣同士の部分を手縫いでまつり縫いしていきます。
この部分も、そんなに神経質に縫い目を揃えようと頑張らなくても、座布団は毛足の短いファー素材ですので、その毛で隠れて目立ちません。
表面がつるっとした綿素材などのクッションや座布団を使用する場合は、ちょっと縫い目が目立ってしまうかと思いますので、中に入る猫のことを考えて、できるだけ丁寧に縫ってあげてくださいね。
これができあがりの形になります!
ここまで、とっても簡単にできましたよね?
この猫ベッドは、普段から裁縫に慣れている人ならば、一時間程度あれば縫いあげることができるかと思います。
ベビーピンクの色味と、底に付けた深いブルーのクッションの色味がかわいらしくて、市販では探しても見つけられないような、個性のある猫ベッドをDIYすることができました。
猫も喜ぶ100均DIY
さっそく猫たちをベッドのそばに呼んでみると、まず妹猫のである白猫のほうが興味を示して、クンクンと匂いを嗅ぎはじめました。
猫は好奇心が旺盛なので、新しいものにはすぐに興味を示してくれます。
お兄ちゃん猫である黒猫のほうもすぐに寄ってきて、二匹で猫ベッドチェックがはじまりました。
後ろ足までベッドの中に入ってはくれましたが、果たして寝てくれるのでしょうか?
頑張って作成したので、内心はドキドキです。
飼い主の心配はよそに、白猫のほうが丸くなって眠ってくれました。
ベビーピンクの猫ベッドに白猫の色が映えて、親バカながらかなりかわいらしいです。
白猫が起きて出て行ったあとは、黒猫が入ってくれていました。
この猫ベッドは、猫たちには想像していた以上に好評のようです。
一時間後、ついに二匹で猫ベッドに入ってくれていたところを激写しました。
そんなに大きなベッドではないのですが、成猫二匹でもなんとか一緒に入れるようでした。
やはり猫も、寒いのでくっついていたかったのですね。
その後目を離していたら、こんな感じで眠っている姿を発見することができました!
成猫二匹が入っているのでベッドはぎゅうぎゅうですが、満たされた幸せそうな寝顔にこちらもほっこりしました。
このDIYはかなり簡単に、時間もかけることなく作ることができます。
細かく縫ったりする難しい箇所もありませんので、裁縫初心者さんでも猫への愛さえあれば必ず完成させることができるかと思います。
しかし、このDIYで一番難しいのが、素材となるクッションや座布団の調達になります。
ダイソーのクッションや座布団は大人気商品のようで、どの店舗でも品薄の状態が続いているようすです。
とはいえダイソーも冬本番に向けて、あたたかみのある素材のクッションをたくさん入荷しはじめているようで、あきらめず探せばお好みのものも見つけることができそうです。
ペットショップで売られている猫ベッドの柄やデザインが気に入らない飼い主さんは、ぜひDIYを考えてみてはいかがでしょうか?
自分の好きに作ることができるので、インテリアにもマッチする素敵な猫ベッドを作ることができますよ。
ファーやベロア風のあったか素材を使えば、寒がりの猫にもきっと気に入ってもらえるでしょう。