年の瀬が迫り、今年も残す所あと僅かとなりました。皆さんは年末年始へ向けて大掃除などの準備は進んでいますか?
昔は家で過ごすことが多かったお正月。今は時代の変遷に伴い準備も行事も簡素化してきました。しかし、雰囲気がでるお正月飾りは飾っていたいもの。現代インテリアに合うデザインのものでもOKなのです。DIYすれば自分好みのお正月飾りが作れます。
100均材料で簡単にお正月飾りを作ってみませんか?
コンテンツ
お正月文化と神様の深い関係
海外のお正月
年末の大掃除やお正月におせち料理、お年玉などでお祝いをするのは日本ならでは。アジア各国では旧正月をお祝いしますが、お正月を祝うのは日本だけなのです。中国や韓国では日本同様にお年玉やお餅を食べる文化があり、日本より盛大にお祭り騒ぎでお祝いを行うのが特徴です。ただし、お正月を迎えるにあたり大掃除を行うのは日本のみ。
また、欧米ではお正月をお祝いする風習はありません。もちろんお年玉もありません。お正月はカウントダウンで盛り上がるくらいなんだそうです。その代わりクリスマス行事に力を入れており、クリスマス休暇もあります。お正月を祝うのは日本だけだからこそ、お正月行事の風習を少しでも継承していきたいですね。
お正月は神様を祝うもの?
出典:http://girlydrop.com/event/4883
日本人なら、豆知識として少しでもお正月のことを知っておきたいですよね。日本では、お正月は年神様を家へお迎えし、お祝いをする行事と伝承されてきました。年神様は、家族の健康、子孫繁栄をもたらしてくれると言われています。
年神様をお迎えする際には、お正月飾りである門松・鏡餅・しめ飾りを家に飾るという風習があります。年末に向けて大掃除をするのも、家を綺麗にして年神様をお迎えする準備(正月飾りを飾る)をしなければならないからなのです。
お正月飾り「門松・鏡餅・しめ飾り」
正月飾りを飾らない家が増えていますが、「簡易的なもので良いから正月飾りを飾ってみたい!」という方のために正月飾りについて少しご紹介したいと思います。
門松
出典:http://girlydrop.com/event/4767
年神様を迎え入れるための目印となるもので、神様の依り代と伝承されています。依り代とは、神様が宿る対象物のことです。
門松は家の門や玄関の両脇に飾ります。昔は門松を飾る家がほとんどでしたが、今はあまりみかけませんね。これも時代の変遷で仕方がないことです。
※門松・鏡餅・しめ飾りは共通して、飾り出すのはクリスマスが終わってから28日までの間です。29日は縁起が悪く、31日は一夜飾りと言って神様に失礼ということで避けられています。
鏡餅
出典:http://girlydrop.com/event/4834
現代でも鏡餅を飾る家庭が多いようです。鏡餅は年神様の霊が宿ると伝承されており、餅は年神様へのお供え物となります。1月11日(地域によって異なります)の鏡開きの日まで飾り、餅を食べるのが習わしです。
しめ飾り
しめ飾りは、「年神様を迎え入れる準備ができている」と年神様がわかるよう飾ると伝えられています。1月7日ごろまで飾ります。
昔は車にも飾っていましたが今はほとんど見かけません。しかし近年、自宅のインテリアとしてしめ飾りを飾る方が増えてきているのです。オシャレなしめ飾りも売られていることから、身近な正月飾りとなっています。
毛糸で簡単に!ミニお正月リースを作ってみよう
インテリアに馴染みやすいという観点から、しめ飾り作りに着目。しめ飾りというよりは『お正月リース』です。小さければ圧迫感もないし作りやすいということで小さめに作ってみました。100均の毛糸を使った簡単な作り方をご紹介します。
まずはくさり編みを覚えよう!
今回は、くさり編みを縄と見立てて作っていく作り方です。くさり編みは、かぎ編みの基礎となる編み方で、細編みや長編みの土台となるものです。
編み目はくさりが続いたような編み目が特徴的。通常、かぎ針という針を使って編んでいきます。細い糸には細い針、太い糸には太い針というように、糸の太さによって使用する針のサイズが変わります。
- かぎ針を右手に持ち、針に糸をかけます。このとき短いほうの糸を手前に、長い方を後ろ側へくるようにかけ、針を奥に1回転させて作り目(編み目の土台となるもの)を作ります。
- 作り目ができたら、かぎ針に糸をかけて輪の中へ引き出します。これを繰り返していくのがくさり編みです。
お正月リース作りに必要なもの
- 松ぼっくりなどお正月にちなんだ造花など(ダイソー)
- 毛糸2種 300cm×2(ダイソー)
- 接着剤(ダイソー)
- はさみ
- ワイヤー(ダイソー)
STEP1:指で鎖編み
上で編み方を記載しましたが、指で編むこともできます。かぎ針がない方でも大丈夫ですよ!
まずグレーの毛糸を300cm用意し、編み目を作ります。手前が短い糸がくるように指にかけ、指を奥に一回転させます。
指先に糸をかけ、指にある輪の中へ引き出します。
このように編んでいきます。
編み終わりは最後の輪の中に糸を引き出しておきましょう。
同じように白の糸でも作ります。
STEP2:ねじって土台作り
グレーと白の毛糸2本の両端を結び、1本の束にしておきます。これをねじっていきます。
そして、中心で2つ折りにしてまたねじります。これを輪の形にしたら、片方の糸端を先端の輪の中に入れます。
STEP3:ワイヤーでフックを作る
次にワイヤーで壁掛け用のフックを作ります。ワイヤーを30cmくらいにカットし、写真のような輪を作ります。
STEP2の最後で輪の中に入れ込んだところに、余ったワイヤーを巻きつけていきます。巻きつけたワイヤーの先端が出てるとケガの原因になるので、毛糸の中に入れ込みましょう。
フック部分が出来上がりました。
STEP4:装飾
松ぼっくりなどの造花をしめ縄本体に巻きつけていきます。ワイヤーが付いている造花にすると手間が省けますよ。
梅のガーランドは1つ1つ花を外し、接着剤を茎部分につけて毛糸の編み目に差し込んでいきます。
完成!
出来上がったら玄関に飾ってみましょう。直径15cm程度なのでインテリア小物感覚で飾れます。
他の作り方を動画でチェック!
くさり編みの編み目が縄に似ていることから、しめ縄風の土台を作ることを思いつきましたが、他にも100均の材料を使ったしめ飾りDIYがあります。以下の動画でチェックしてみましょう。
100均だから叶う!プチプラお正月DIY
出典:http://girlydrop.com/landscape/7500
12月になると100均にはクリスマスアイテムと共にお正月アイテムが並びます。しめ縄や造花、水引きなどお正月DIYに使えそうなアイテムがたくさんあります。100均の様々なアイテムを駆使してプチプラに新年準備をしてみませんか?冬休みに入ったお子様と一緒に楽しむのも素敵ですよ。