一人暮らしだと面倒になりがちな料理。ついコンビニで…となる方も多いでしょう。
総務省統計局によると、2017年単身者世帯の食費は、外食約10,000円を含め、1ヶ月合計39,649円となっています。
家族がいても40,000円程度でやりくりしている家庭もある中、一人暮らしでこの費用がかかるのは少し贅沢と言えますよね。
節約するために、どういったコツがあるのか。一人暮らし料理のお役立ち情報を、詳しく解説したいと思います。
コンテンツ
パーフェクトな一人暮らしの料理って?
まず、一人暮らしの料理をパーフェクトにする3つの条件。
- 安くできる料理
- 時短で作れる料理
- おいしい料理
安く時短でできる料理でも、おいしくなければ意味がない。おいしい料理ができても、時間がかかり高くなれば意味がありませんよね。
3つ揃ってこそ、誰もが納得いく料理になります。
一人暮らしで完璧料理を作るコツ
一人暮らしの料理のコツ基本編
一人暮らしの料理で、まず徹底するべきは『節約』。
節約するに見直すべきは、買い物のやり方です。
- 1週間の食費を決める
- 1週間のメニューを決める
- 1週間に1度まとめ買いをする
1週間の食費は3,000円、月に10,000円を目指しましょう。
またやみくもに食材を購入すると、高額になりがちです。
料理を作るたびにスーパーへ行っていては、あれもこれもと目移りし買ってしまいますよね。
結局料理に使える食材はたいしてないのに、お菓子にジュースばかり、野菜は結局腐らせてしまう…多くの方が経験ありますね。
スーパーの帰り道、誘惑だって多いもの。そういえば電池がなかったと100円ショップへ行けば、つい別のものまで買ってしまう始末。
まとめ買いは、何よりも細かな無駄使いを抑えられます。
1週間の料理メニューを作成し、買い物リストをメモします。料理のメニューを考えるのは、通勤や休日を利用するといいですね。
また一人暮らしの方は、特価品にこだわると逆効果になる可能性も。メモしたもの以外は、絶対買わないと心に決めましょう。
冷凍保存で時短・節約料理
購入した食材は、できるだけ冷凍保存しましょう。
- 食パンは、ラップでくるみ1枚ずつ冷凍
- 肉類も1食分に小分けして冷凍する
- 痛みやすい野菜は冷凍する
パンやご飯を冷凍する
食パンを買ったけど、結局数枚食べて消費期限が過ぎてしまう方も多いですよね。食パンは、すぐに冷凍しましょう。
パンを冷凍する際には、ラップ・アルミホイルなどに包みフリーザーパックに入れて空気を抜きます。
ご飯も数日分炊いて、残りは冷凍保存します。
ご飯を冷凍しておくと、料理の際毎回ご飯を炊かずにすみ、その分時短できます。
さらに毎回炊くよりも、冷凍して電子レンジでチンする方が電気代節約にもなります。
ご飯を冷凍する場合、熱いままラップで包むのがコツ。水分をそのまま保存するので、お米の老化を防ぐんですね。
その後少し冷めてから、フリーザパックに入れて空気を抜き冷凍しましょう。
白ご飯だけではなく、おにぎりを冷凍するととっても楽チンに食べられます。
肉類・野菜を冷凍する
肉類はもちろん、野菜の冷凍保存は長持ち&料理の時短にもってこいです。
時間がない方は、そのままで冷凍してもOK。
- 葉物野菜
- もやし
- じゃがいも・さつまいも
- 人参・大根
- レンコン・ごぼう
- さやいんげん・枝豆
全て生のまま冷凍保存できます。
ジップロックなどに入れておけば、そのままお湯をかけて下処理でき、和食も簡単!時短料理が完成します。
キャベツは茹でずに生のまま冷凍保存OK!お湯をかければ解凍できてカンタンです!痛んで悪くなる直前よりも、買ってすぐの新鮮なうちに余分を冷凍処理しちゃおう。#自炊nanapihttps://t.co/W58bGEduKi
— nanapi (@nanapi) 2017年7月20日
中々家にいれないことも多くて、冷蔵庫の野菜をダメにしてしまう悩みを
“ベジ冷凍”で解消!
野菜は生のまま冷凍で栄養価が落ちずに凍ったまま調理もできちゃうから、私には合っているのです。
友達に勧められてからずっとやってます。 pic.twitter.com/PjTg8fWh2S— 鈴華ゆう子Yuko Suzuhana (@yuchinsound) 2016年12月17日
大根、人参、レンコン、ごぼうなど、根菜は薄切りにしてから生のまま冷凍しておくと、使いたいときに冷凍のまま加熱調理できるので、味噌汁とかカレーとかそのままドボンできて楽チンだよ!https://t.co/fuYc4oHg3G#自炊nanapi pic.twitter.com/5E9YLLPZ1h
— nanapi (@nanapi) 2017年2月5日
衝撃!じゃがいもの冷凍保存!「生のまま」冷凍できます!
生協のカタログで、小さく切ったじゃがいもの冷凍食品が載っていて衝撃だったけどこれ読んで納得! https://t.co/ymc1mmxs7D pic.twitter.com/kvqYTWYwo2
— みい (@sakuchan21) 2017年6月11日
トマトだって冷凍可能。
使い切れずにダメにしてしまうより、そのまま冷凍しましょう。
冷凍トマトは簡単にツルンと皮が剥けますが、冷凍トマトを皮ごとすり金でおろせば楽チン。料理の時短のコツの一つです。
イタリアンに応用できるトマトソースを作り置きしておくと、パスタはもちろん食パンを使ってピザトーストも時短で作れますね。
お味噌汁に入れてもおいしくいただけます。
ミニトマトを使い切れずにダメにしたことありませんか?ミニトマトは、生のまま丸ごと冷凍できるので、賢く冷凍保存しておきましょう!ミニトマトは味噌汁にしてもおいしいですよ♪https://t.co/FgCOrD1W9n#MOTTAINAIレシピ #ミニトマト #冷凍野菜 #野菜の使い切り pic.twitter.com/86QvI6KOtw
— MOTTAINAI (@mottainai_info) 2018年5月29日
きのこ類の冷凍保存
しいたけやしめじ・えのきなど、きのこ類も生のまま冷凍できます。
ただし、きのこ類は洗うと水っぽくなる上、旨味が逃げます。冷凍のまま料理する方がいいので、さっと湯どうしするか炒めるなどしておく方がいいですね。
一人暮らしで面倒くさい野菜の下処理なく、料理に入れるだけ。かなりの時短になります。
【冷凍きのこ】傷みやすいきのこ類は、生のまま冷凍できますよ。冷凍すると細胞がこわれ、うまみを強く感じられるようになるという効果も。下処理をすませてから冷凍し、凍ったまま調理します。 https://t.co/6Fw47i46Ge
#レシピ #minkyou— みんなのきょうの料理 (@m_kyounoryouri) 2018年5月8日
一人暮らしの作り置きのコツ
つい手抜きしたりコンビニ弁当で済ませる方、美容健康に悪影響の上、無駄使いになっていますよ。
休日を使ってまとめて料理し、1週間を楽に過ごしましょう。
作り置きは、さまざまなメリットがあります。
- 料理する手間が省ける
- 食材の無駄をなくす
- 味が染み込み旨味もアップ・おいしくなる
- メニューに幅が広がる
- 急な来客にも◎
- 手羽元のさっぱり煮
- 切り干し大根と糸こんにゃくの煮物
- 千切りキャベツ
- キュウリの醤油漬け
- フォリッジのケチャップ炒め
- ポテトサラダ
- 苺ジャム・蕗みそ
- 切り干し大根のサラダ
- ジャガイモのきんぴら
- 茹でブロッコリー
- 枝豆入り信田たまご
- 小松菜
- 鶏肉唐揚げ用
- かぼちゃの煮物
上の料理は、ほとんど冷凍できるものばかりです。
鶏肉唐揚げ用は、先に調理してから冷凍してもOKですよ。
- 魚のすり身の串焼き
- 大葉と塩昆布の和風ポテサラ
- ブロッコリーのピクルス
- ミートソース
- 鰹のスタミナ漬け
- ちくわとほうれん草のナムル
- トマトのマリネ
- 豆苗と玉ねぎのツナ和え
- ほうれん草のお浸し
作り置きに最適な『酢ベジ』をご存知ですか?
酢に漬け込んだ野菜です。生姜やみょうがの甘酢漬け、ピクルスやマリネなどが代表的でしょうか。
酢ベジは、殺菌効果で腐りにくく保存食には最適です。
摂食中枢に働きかけ食欲を抑制する上、腸内の悪玉菌を減少させますので『デブ菌排除ダイエット』にも効果的。
さらに酢の疲労回復・スタミナアップはもちろん、消化吸収に優れているので、便秘の女性にも効果てきめんです。
美味しい・時短を考えた料理の酢ベジの作り置きは、美容効果まであるんですね。
できるだけ無駄を抑える
実は、おいしく食べられる部分を捨ててしまう方がいますが、食べなきゃ損。無駄を抑えるコツは、『食べられるかどうか』と毎回考えることです。
- ピーマンのワタ…栄養満点・普通に食べられる
- ブロッコリーの茎…皮をむいて料理に使う
- しいたけの軸…カサと同じように料理する
- キャベツの芯…甘みがあって、葉より栄養がある
- ほうれん草の根本…キャベツ同様、葉より美味しい
- 大根の葉…栄養満点・炒め煮に最適
- スイカの皮(白い部分)…瓜と同じく料理に使える
多くの家庭で捨ててしまう部分ではありますが、この部分で1品料理ができるほどもったいない食材ばかり。
節約したい一人暮らしの方には、すすんで料理に使っていただきたい部分です。
一人暮らしの自炊を長持ちさせるコツ
面倒でつい手抜きしてしまう、一人暮らしの料理。
一人暮らしの料理では、食べるのは自分だけ。誰かがおいしいと喜んでくれるわけではありません。
そのため、料理が面倒になっても当然ですね。
できるだけ自炊を続けるコツは『楽しく行う』『節約しすぎない』に限ります。
冷凍庫が綺麗に整理されていると楽しくなるでしょう。
また、作り置きした料理がおいしくできれば、もっとさまざまな料理に挑戦したくなりますね。
面倒だと思わず、新しい楽しみを見つける意識を持ちましょう。
またそれだけでなく、必ず何らかの楽しみを作ります。日々料理を節約しているご褒美に、1ヶ月に1度『一人焼肉』を楽しんでもいいですね。
節約した分、貯金箱に入れて重みを確認するだけでも、モチベーションがアップするかもしれません。