「100均がないと生きていけない!」
「100均の新作商品を探し歩くのが楽しみ!」
こんな人たちも増えてきたほど、今は100均ショップが大人気です。
ひと昔前までは、あまりかわいくない商品も多く、安かろう悪かろうだった100均も、最近ではすっかりおしゃれになり、品質も向上しました。
InstagramやTwitterでも、毎週100均ショップの新商品をパトロールして、戦利品を得意げにアップしている人たちがいっぱいいますね。
この記事では、そんな100均ショップで見つけたアイテムたちを使って、チープなのに便利&かわいく作れるクッションバッグのDIY方法をご紹介していきたいと思います。
ノート型パソコンや、iPadなんかをいつでも持ち歩ける、優れもののクッションバッグなのでぜひチェックしてみてください。
クッションバッグの土台に使うのはこれ、セリアで見つけた「多目的マット」です。
滑り止め加工こそされていないものの、別売りの滑り止めマットを組み合わせれば、玄関マットやキッチンマットに活躍してくれそうな、厚手のポリエステル製です。
サイズはおよそ55cm×35cmですが、しなやかなのではさみでお好きな大きさにカットできるそうです。
今回は切らずにそのままのサイズを利用して、クッションバッグを作っていきました。
まずはじめに、多目的マットをふたつに折ってしまいます。
そして持ち手のレザーひもを通す穴をあけるのですが、穴あけする4か所の位置を決めて、チャコペンやマジックで印をつけます。
穴と穴のあいだの広さは、10cmくらいが最適だと思います。
私が使ったのは、ハトメリングの内径10mmのものです。
ハトメリングは100均にはなかったので、手芸店で購入しましたが、打ち具や穴あけポンチもセットになっていて便利です。
説明書を見ながら、初めてハトメリングを取りつけてみます。
まず先ほどつけた印の部分に穴あけポンチをあて、補助棒を差し込み、木づちかゴムハンマーでたたいて穴をあけます。
付属の穴あけポンチは、危険防止のため刃先はあまり鋭くないのでやりにくいかもしれません。
たたいても穴があかなかった場合は、はさみやカッターなどでマットを少しずつ切って穴をあけてください。
説明書通りにハトメリングをマットの表側から差し込み、裏側から座金をセットします。
座金側を上にして打ち台の上に置き、打ち具をかぶせて補助棒を差し込み、木づちで強く打ちつけました。
ハトメリングを取りつけ完了したところです。
ハトメリングを扱うのが初めてでも、そんなに難しくはなかったですが、打ち込むときにかなり大きな音が響きます。
新聞紙を敷いて少しでも衝撃をやわらげるように気をつけましたが、大きな音を立ててはいけない深夜の時間帯は避けたほうがいいかもしれません。
ハトメリングがついたら、次は多目的マットをバッグの形に縫っていきます。
多目的マットは厚手なので、ミシン目は粗くし、速さはゆっくり目で進めていきます。
バッグの持ち手には50cm×2.5cmサイズにカットしたレザーを使いました。
ハトメリングに通して、しっかり結ぶと抜けません。
私はたまたま手持ちのレザーがあったのですが、持っていない人はハトメリングを買うついでに手芸店で買っておくといいでしょう。
もちろんレザーでなくても、太めのロープなんかでもかわいいと思いました。
表裏の両側にレザーの持ち手を通したら、クッションバッグの土台のできあがりです!
このままでもシンプルで悪くないのですが、私はもうちょっとかわいくしたかったので、飾りを作っていくことにしました。
せっかくセリアの多目的マットを使って作ったので、飾りつけも100均アイテムでできるものを考えました。
ひとつめに作ったのは、くるみボタンです。
使ったのは、ダイソーの38mmのくるみボタンのセット。
こちらにも、打ち具など製作キットも入っています。
一度製作キット入りのくるみボタンセットを買ったら、次からは補充用のセットを買うとたくさん入っていてお得になります。
中に入っている型紙に合わせてプリント生地をカットし、打ち具台に入れてパーツを合わせましょう。
クッションバッグはグレーなのでプリント生地は明るめに、ネイビーのストライプとグリーン×ピンクの小花柄を選びました。
くるみボタンのパーツをはめ込んで、打ち具を使ってしっかりと押し込みます。
これでまるで大きな缶バッジのような、くるみボタンの完成です。
このままクッションバッグに縫いつけてもいいですし、取り外し可能にしたい場合はブローチピンをつけてもいいです。
ブローチピンをつけるには、くるみボタンの裏側の脚をニッパーでカットし取り外して、ボンドをつけて接着するだけです。
くるみボタンは、簡単にできてかわいらしいバッグ飾りになります。
次に、毛糸でできるポンポンを作っていきたいと思います。
こちらはダイソーの毛糸で、マスタード色×ホワイトのミックスカラーのものです。
手前にあるのはポンポンが簡単に作れるポンポンメーカー。
写真のものは手芸メーカーのハマナカの5.5cmサイズのものですが、今やポンポンメーカーは100均ショップでも売られているので、持っておくとすごく便利ですよ。
ポンポンメーカーは、二個で1セットになります。
ポンポンメーカーの使い方はとっても簡単です。
写真のようにふたつの凸と凹を合わせ持ち、半円に毛糸をぐるぐると巻きつけていきます。
半円の手前のくぼみ部分が埋まるまで、左右に往復しながら均等に巻いていきましょう。
巻き終えたら糸を切り、ポンポンメーカーを持ち替えて、反対側にも同じように毛糸を巻きつけます。
両方巻き終わったら、毛糸の端をカットします。
ポンポンメーカーを円形になるように合わせ、ストッパーをおろして固定します。
ストッパー部分からポンポンメーカー二枚のすき間にはさみを入れて、巻いた毛糸をカットしていきます。
はさみは先のとがっている、よく切れるものを使ってください。
結び糸でポンポンをしっかりと結んだら、ポンポンメーカーをそっと外します。
毛先をはさみでカットし、形を整えたらできあがりです。
マスタード色とホワイトのミックスカラーが秋らしい、かわいいポンポンに仕上がりました。
作っておいたクッションバッグの土台に飾りつけていきましょう。
まずはバッグの上に置いてバランスを見てから、太めの針と手縫い糸で縫いつけます。
できあがったバッグに針を通すのはちょっと手間なので、めんどうな場合はグルーガンや接着剤で貼りつけてもいいでしょう。
飾りはお好みのものでOKです。
100均ショップで飾りつけできるものを探すなら、ステンシルプレートを買って好きな文字をステンシルしてもかっこよくなります。
他にも、お好きな柄が見つかれば、デコパージュをほどこしてもおしゃれだと思います。
デコパージュ液も100均ショップに売られていますよ。
ノート型パソコンを入れてみましたが、余裕で入れられる大きさでした。
iPadや雑誌を持ち歩くときにも、このクッションバッグはおすすめです。
もともとはマットなので適度な厚みとクッション性で、中のものを衝撃から守ってくれます。
この多目的マットはほかにもカラーバリエーションがあったので、お好みのものを選んでください。
土台がシンプルなので、飾りつけで遊べるのも嬉しいところですよね。
かっこいいステンシルをしたら、メンズの方でも使うこともできますね。