最近女性に話題のDIYと言えば、「リメ缶」ですよね。
リメ缶とは空き缶をアンティーク風に古っぽくリメイクしたもので、近年とっても流行っているDIYです。
女性でも手軽にチャレンジできて、おしゃれなガーデニングにも利用できる簡単DIYです。
私も先日DIYのカリスマ森泉さんのブログを見かえしていたら、リメ缶作品が載っていて、俄然やりたくなってしまったというわけです。
森泉さんのリメ缶作品はこちら。
100均ショップで売られている缶に、アンティークラベルや雑誌の切り抜きをペタペタたくさん貼ったものですが、簡単そうだし中に入れた多肉植物も似合っていてかわいいですよね。
森泉さんの作品もシンプルで素敵なのですが、私は古いものが大好きなので、もっともっとアンティーク色を濃く出して、オリジナルなリメ缶を作ってみようと思います。
私も100均ショップに缶を見に行ったのですが、ちょうどいいものが見つけられなかったので、普通の空き缶を使うことにしました。
捨てるもののリサイクルにもなるので、環境にも優しいですよね。
用意しておいたふたつは、スイートコーン缶とトマトの水煮缶です。
貼ってあった商品ラベルシールは、水につけて丁寧にはがしました。
ラベルシールがきれいにはがせないときは、キッチン用洗剤を直接シールに塗りつけてしばらく置いておくと、界面活性剤の働きでするりとはがれてくれますよ。
これはふたつともプルトップ缶だったのですが、プルトップで普通に開けてしまうと現代風になってしまうと思ったので、わざと底の部分から缶切りでキコキコ開けています。
空き缶の表面には塗料が乗りやすいように、軽く紙やすりをかけておきましょう。
そして、ギザギザの切り口で手を切ってしまわないように、そこも紙やすりでなめらかにしておくのを忘れないようにしてください!
次に、空き缶の表面を塗料で着色していきます。
森泉さんはそのままの缶の色を活かしていましたが、今回はもうちょっと手間をかけようと思います。
私はアクリル絵の具を用意しました。
ラベンダー色とライムグリーン色、色を薄くするためのホワイト色です。
他にもスモーキーなピンク色や、くすんだグレーなんかでもおしゃれだと思います。
水彩絵の具よりアクリル絵の具のほうが、缶にはきれいに乗ってくれると思います。
水彩絵の具の場合、紙やすりを丁寧にかけないと、つるつるした缶の表面が絵の具をはじいてしまうかもしれません。
使ったあとはそのままごみ箱に捨てられて便利なので、パレット代わりに紙皿を使いましょう。
紙皿の上に、まずはラベンダー色のアクリル絵の具を出します。
そこにホワイトを混ぜて薄くして、スモーキーな色を作ります。
この混ぜた絵の具で缶にペイントしていくのですが、わざとムラになるように雑に塗っていってください。
きれいでマットな表面よりも、多少ムラがあったほうがリメ缶はいい味になると思うからです。
ラベンダー色で、さっと一度塗りをしたところです。
かなりムラになっていますが全然気にしません。
ふたつ目の缶は色をチェンジして、ライムグリーンを塗っていこうと思います。
そのままではちょっと色味が鮮やかすぎるので、これにもホワイトを混ぜてスモーキーカラーに色調整をしましょう。
一度塗りをした缶です。
このまま時間を置いて乾かしたあと、もう一度塗り重ねようと思います。
そしてこれが二度塗りを終えたばかりの写真です。
色のムラはありますが、このほうが雰囲気が出ていいと思うので、そのまま進めます。
このまま数時間置いておくと、アクリル絵の具は乾きます。
森泉さんはアンティークラベルや雑誌の切り抜きを貼っていましたが、私が使うのはこれ、セリアのラッピング用品コーナーで買った英字のニュースペーパーです。
もっと色あせたような茶色のニュースペーパーもありましたが、迷ったあげく普通色のこちらのほうを選びました。
いらなくなった古い洋雑誌などがある人は、切り抜いて使ってみてもおもしろいものができそうです。
ニュースペーパーから、花の写真の部分を選んで切り抜きました。
これを缶の表面に貼りつけて、アンティーク風にするのです。
切り抜いた写真の周りの部分を手でちぎり、火であぶって焦がします。
私はライターの火で直接あぶったのですが、火が燃え上がって焦がしすぎてしまいました。
お香や蚊取り線香の残りがある人は、それを使って少しずつ焦がしていったほうが危険が少ないと思います。
もうひとつのほうの缶には、コレクションしているアンティークカードと、使用済みのフランスの切手を使いました。
アンティークカードはもともといい雰囲気に汚れていたり、周りがちぎれていたりするので、それを活かしたいと思います。
缶の大きさに合わせて、少しだけちぎるだけにとどめました。
缶への貼り付けには、セリアのデコパージュ液を使いました。
このデコパージュ液はオールマイティーに使えるので、貼り付けるのにも表面に塗るトップコートにも使えます。
周りを汚さないように古新聞を敷いて、その上で切り抜きにデコパージュ液を筆で塗っていきます。
切り抜きを缶に貼りつけて乾かしたら、トップコートのデコパージュ液を湿布していきます。
白っぽく筆の跡が残ってしまっていますが、デコパージュ液は乾いたら透明になるので安心してください。
リメ缶を作るときに、ラベルをただ糊で貼り付けるだけの人も多いですが、多肉植物を入れて屋外に置いておいたりすると、水に濡れたラベルがはがれてしまう恐れがあります。
デコパージュをすると耐水性が出て水をはじいてくれるので、持っている人はデコパージュ液を表面に塗っておいたほうがいいと思います。
最後の仕上げに、サビ加工をほどこしましょう。
私はホームセンターで購入した、アサヒペンのウォールナット色「木工用着色ニス」を使用しました。
これは油性ですが、水性の茶色のニスなら100均にも売っていますので、100均で済ませたい人は探してみてください。
切り口や缶のふちのサビが出そうな箇所に、ニスを乗せてサビ感を表現します。
小さくカットした食器洗い用スポンジにニスをしみこませ、ポンポンとたたくようにしていくときれいにできます。
貼った切り抜きやカードの端っこも、雰囲気を出すために少し汚しておきましょう。
これでリメ缶のできあがりです!
結構アンティークっぽくいい感じにできあがったと思うのですが、いかがでしょうか?
もっとサビをたっぷりつけたほうが古ぼけた感が出せるのかもしれませんが、やりすぎて汚くなってしまうこともありそうなので、それが嫌だった今回は、ほどほどにとどめておきました。
庭にあった多肉植物を寄せ植えしてみた写真です。
なんでもない多肉植物ですが、リメ缶に植え替えるだけでどことなく華やかになったような…!
ガーデニングコーナーもリメ缶があるだけでにぎやかになって、とってもいい雰囲気です。
外の明るいところで見ても、なかなかのアンティーク風の古ぼけっぷり。
貼りつけたニュースペーパーなどにもし雨がかかっても、デコパージュ液を塗って耐水にしてあるので安心です。
デコパージュ液を塗らなかった人は、リメ缶は室内に置いてあげてくださいね。
室内でも、アロマキャンドルを入れたりペン立てにしたりと、実用の幅が広いのがリメ缶です。
ぜひこの記事を参考にして、リメ缶DIYにチャレンジしてくださると嬉しく思います。