家族の事を気にしなくてもいい、誰からも何も言われない自由。
快適な一人暮らしは、女性にとってパラダイスですよね。
ただし、安心していてはいけません。
美味しいものを食べれば太るように、女性の一人暮らしに伴う危険。快適なだけでは済まされないのが現実です。
女性の一人暮らしの防犯上、注意しなければいならないポイントを解説してまいります。
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女性の一人暮らしの防犯の注意点
いつまでたってもなくならない犯罪。住居への不法侵入もその一つ。
住居への侵入窃盗事件は、平成29年は3,7000件も発生しています。
参考:警察庁
留守中、窃盗被害に遭うだけならまだいいでしょう。在宅中に侵入されれば、命の危険まで脅かされる可能性があります。
通常でも住宅侵入に注意しなければならないのに、女性の一人暮らしとなれば、一段と注意が必要です。
窓や玄関などの侵入口への注意はもちろん、多くの注意点があります。
玄関を不用意に開けない
女性の一人暮らしで絶対にしてはいけない注意点の一つ、チャイムが鳴っても不用意にドアを開けてはいけません。
宅配便を装った強盗事件。周囲に怪しまれないように行う巧妙な手口が増加しています。
宅配ボックスのあるマンションならその分安心ですが、家賃も割高になるのでそういうわけにはいかないでしょう。
インターホンモニターのカメラに映っても、宅配便だと思わせるような風貌。ダンボールを持った怪しまれない姿で、玄関を開けさせる強盗。
オートロックの場合でも関係ありません。
マンションの他の部屋のインターホンで「宅配便です。」と語り開けてもらえば、どこの部屋の玄関前に来るのも可能だからです。
さらに、センサーで解錠される自動ドア式オートロック。あるマンションでは、薄い紙やノートを差し込んで上下させるだけで開いてしまうマンションフロアのドアでした。
どんな状態でも、安易に安心してはいけないのですね。
宅配業者が訪ねてきたら、以下の4つを必ず確認しましょう。
- どこの宅配業者か確認する
- 受取人のフルネームを確認する
- 受取人の電話番号を確認する
- 差出人を確認する
注意しなければいけないのは、宅配業者の訪問だけではありません。
引越しの挨拶やNHKの集金、マンション・アパートで直接行なっているかのような消防点検など、あらゆる手口があります。
引越しの挨拶が、1番どう確認するべきかと悩んでしまいますね。
一人暮らしとなれば、昼間仕事へ出ている上、近所付き合いの少ない現代。マンションへ出入りする人など把握できません。
発言小町で、このようなよい案がありました。
「今シャワー浴びています。後でこちらから伺いますのでお名前お願いします。」と言います。マンションなら何号室の人か聞けばいいですよ。
出典:発言小町
『都合が悪いから、後で伺う。』大変いいアイデアです。
一人暮らしの女性は、常に訪問者に疑いを持ちましょう。
ちなみに、警察官やガスや水道・電気など公共料金の検針票を持って訪問し金銭を騙しとるなりすまし詐欺は、『コスプレ詐欺』とも言われています。
女性の一人暮らしは、侵入だけでなく詐欺にも注意が必要です。
帰宅時の行動に注意する
いつも、どのような通勤の仕方をしているでしょうか。現代では、スマホ片手に通勤している人の姿を見ない日はありません。
- イヤホンで音楽を聴きながら
- 歩きながらのスマホ操作
- 電話しながらの帰宅
帰宅時は特に注意が必要です。
女性の夜道のながらスマホは、襲ってくれと言っているようなもの。
人は何かに集中していると、注意力が散漫します。
さらに服装にもよります。OLさんだと、タイトスカートにヒールが多いでしょう。夜道の女性の一人歩きだけでも危険が及びますよね。
スマホに気を取られていては「一人暮らしかもしれない」と、後をつけられても気づきません。
家のカギを探すため、カバンをゴソゴソ探る間も注意が必要です。
真後ろにいるのも気づかずに、玄関の鍵を開けた途端押し入られる事件も起きています。
- 防犯ベルを身につけておく
- 駅からの道中、周囲に気を配る
- エレベーターに乗る時、知らない他人と2人きりになる場合は降りる
- 家の鍵は、紛失しにくく取り出しやすいファスナー式の内ポケットなどに入れておく
- 玄関でカギを出す際にも、周囲を見回す癖をつける
- 家の中に入る際には、「ただいま〜!」と声を出して入る
特に家の中に入る時、一人暮らしだとわからないようにするためのカムフラージュは重要です。
アパートやマンションの場合であっても、共用の外廊下のどこから人が見ているかわかりませんよね。
家に入ったら、すぐに施錠するのは言うまでもありません。どんな時でも、カギをかける癖をつけましょう。
夕食を同じコンビニで買って帰らない
帰宅時の注意は、それだけではありません。
夕食を、お弁当やレトルトで済ませる女性もいますよね。仕事で疲れて作る気力もない日が多くても当然です。
女性の一人暮らしを狙った犯人は、入念に下調べをしています。
ターゲットにされているとすれば、毎日コンビニなどで夕食を買って帰る光景は、女性の一人暮らしだとすぐにバレてしまうでしょう。
犯人が同じコンビニへ入り、何を買っているか見ている可能性も考えられます。
会社近くのコンビニで買い、カバンの中に入れて帰宅するなど、毎日家の近くのコンビニで買わないようにしましょう。
傘は玄関の外に置かない
女性の一人暮らしでは、玄関の外に置く傘も注意点です。
女性用の傘しか置いていない状況は、一人暮らしだと公言しているようなもの。
傘は家の中に入れるか、外に置く場合は男性用の傘やビニール傘など数本かけておきましょう。
ただ使っていなければ、ホコリまみれになりますので、時々汚れをふき取るようにしなければなりません。
休みの日に傘を洗い、男女両方の傘を干しておくのも一つの手です。
郵便ポストのチェックはこまめにする
一人暮らしだとおろそかにしてしまいがちな、郵便ポストのチェックは毎日行いましょう。
ダイレクトメールや請求書など、宛名が全て女性になっていると、女性の一人暮らしだとわかってしまいます。
郵便ポストには、ダイヤル式の鍵がついているケースがありますが、ダイヤル式の鍵の不正解除はそう難しくありません。
また郵便物が溜まっている状態だと、隙間から1通取り出すことも簡単ですよね。
さらに留守がちだとバレてしまい、不在の際空き巣のターゲットにされてしまうおそれがあります。
ゴミはシュレッダーに・ゴミ捨ては鍵をかけて
ゴミを捨てる際、郵便物をそのままゴミ袋に入れて捨てていませんか?
一人暮らしの女性は、できるだけシュレッダーにかけて捨てましょう。
『まさかそこまで』と考えがちですが、女性の一人暮らしを狙った計画的な不法侵入や性犯罪はそこまでするんです。
またゴミを捨てる短時間であっても、きちんと玄関の鍵をかけなければなりません。
最悪な事態を招く可能性があります。
- 玄関先に、家の鍵をホルダーにかけている
- ゴミを捨てに出た間に、玄関に侵入
- 鍵番号を控えられ、不当に合鍵を作成される
- 夜中眠っている時や不在の時に侵入される
このような可能性、無きにしも非ずです。念には念を入れるに越したことはありませんね。
職場での私物管理はきっちり行う
職場での私物管理は、きちんと行いましょう。
合鍵は、鍵番号さえあれば誰でも簡単に作成できます。職場であっても、十分な注意が必要です。
過去、福岡市で起きた実際の事件。
男性地下鉄運転士は、同僚の女性職員の自宅に不法侵入を繰り返していました。
女性職員の業務中、事務室のカバンから鍵を持ち出し、合鍵を作成。
2005年から侵入し、発覚したのは2008年です。6回にわたって、侵入していたのだとか。
好意を持ち、洗濯ものなどを見ていたと自供していますが、こんな怖い話はありませんよね。
女性の一人暮らしだと知っている身近な人物が、侵入する可能性だってあるんです。
女性の一人暮らしの絶対注意事項まとめ
女性の一人暮らしでは、身を守るのは自分自身しかいません。
- 玄関を不用意に開けない
- 帰宅時の行動に注意する
- 帰宅時、いつも同じコンビニに寄らない
- 傘は男物も置くか家の中に入れる
- 郵便ポストのチェックはこまめに
- ゴミはシュレッダーにかけ、ゴミ捨て時も鍵をかける
- 職場の私物管理に注意する
家の防犯対策はもちろん、行動にも十分に注意を払いましょう。
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